膝に水が溜まった時は抜いていいの?

「膝に水が溜まってきたけん、整形外科で抜いてもらったほうがええだーかー?」
よく尋ねられる質問です。

鍼灸師の立場から、膝に溜まった水について書いていきます。

1、整形外科ではどのように処置をするのか?

医師によって様々な考えをお持ちですので、処置も様々です。

◯診察のたびに毎度抜く方針
◯抜いてもすぐに溜まるからパンパンに腫れるギリギリまで待ってから抜く方針

大きくはこれら二つに分かれるかと思います。

そもそも膝に水が溜まるのは、

膝の中で炎症が起こっているために、滑膜内に関節液が溜まってしまうことが原因です。

2、でも水が溜まって痛いんだから抜いた方が楽でしょ?

結論から先に言いますと、むやみに「抜かない方が良い」です。

炎症している元を断たないと、炎症を抑えるための関節液が出っぱなしになるだけです。

確かに、抜けば一時は楽になるのですが、繰り返すことが多いので、いかに炎症させないことをするかが重要です。

ただし、骨の変形や、ささくれが余りにもひどい場合は、外科的な処置が必要となりますので要注意です。一度レントゲンを撮ることをお勧めします。

3、東洋医学である鍼灸治療で膝の水は無くなるの?

整形外科のように水は抜けませんが、そもそもの水が溜まってしまう炎症の元を正すことが出来ます。

そして、鍼灸治療や整体を組み合わせて膝の角度を変えることをします。

そうすることによって、炎症が起こりにくくなり新たに膝に水が溜まることを防ぎます。

膝の痛みの原因は、長年膝に負担の掛かる姿勢をし続けていたからです。

鍼灸治療で、膝周囲の筋肉の緊張を弛めることが膝の炎症、ひいては膝の痛みを改善する第一歩です。

脚の姿勢を調整することで全体の姿勢や歩き方を変えていきます。

膝に水が溜まってお困りの方、お電話でのご相談だけでも出来ますので、是非お問い合わせくださいね。

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